潰瘍性大腸炎になったのは虫垂を切ったからか!?

リトル田中
こんばんは!私は潰瘍性大腸炎診断の半年前に虫垂炎になり、虫垂を切除しています。これまで大きな病気をしたことがない私はこの虫垂を切ったことが潰瘍性大腸炎になった原因ではないか?と思い悩みました。今回はこの虫垂を切ったことに対して考えたことを書きたいと思います!

 

虫垂炎の診断で緊急手術

 

私は潰瘍性大腸炎になる前、2013年の夏に

虫垂炎の手術をしています。

 

微熱とお腹のベルト辺りに少し痛みが有った

ので念の為と思い、病院を受診しました。

 

腹部エコーをやる事になり、受けていると

検査技師の方が何やらブツブツ言い始め、

内線でどこかと通話し始めました。

 

『オイオイ大丈夫か!』 と不安になり、

その技師さんに『どこか悪いですかね?』と

私が問い掛けると、

『後程先生の方から説明があると思います』。

 

『うわぁ』と思いました笑。

 

検査を終え、診察室に戻ると内科医より

虫垂炎の可能性を言われその後、

外科の医師が出てきました。

 

ジャンプしたり腹部の触診をされたりして

暫くすると外科医は、

『虫垂炎ですね、切りましょう!』と

言い出しました。

 

『いやいやこの後仕事だし、痛みもそんな

無いし』と私が躊躇しているとCTで状態を

見て最終決めるという事になりました。

 

CT後やはり切りましょうという事に。。

 

何の身支度無しで緊急入院。

 

急いで入院の為の書類を書き、入院部屋に

行ったら間も無くストレッチャーに乗せられ

手術室に行き、虫垂を切除したのでした。

 

止まらない下痢と腹部痛

 

手術自体は無事に終わりましたが、

退院後2ヶ月位経つと下痢が止まらなく

なりました。

 

そしてその年末には下痢の状態も悪化、

便意も我慢できなくなっていました。

 

またこの頃からしばしば上腹部痛を感じる

様になり、当初我慢出来たこの痛みも

我慢出来なくなっていました。

 

この初期症状については別の記事で

書いているので宜しければ読んでみて下さい。

潰瘍性大腸炎 初期症状

 

受診そして潰瘍性大腸炎の診断

 

この続く下痢と腹部痛で受診することに

しました。

 

当初は血液検査の肝臓の数値が悪く、肝臓の

病気を疑いました。

 

MRIまでやりましたが肝臓には異常無し。

 

『ウルソ』を処方され、様子を見ていましたが

下痢は一向に止まる気配がありません。

 

そこでやっと大腸内視鏡検査を受けることに

なり、潰瘍性大腸炎の診断となるのでした。

 

虫垂切除で潰瘍性大腸炎になったのでは!?

 

そして潰瘍性大腸炎の診断を受けた後、

私は虫垂切除した事が原因で潰瘍性大腸炎に

なったのではないかと思い悩み始めました。

 

それからネットでその因果関係について

色々調べ始めました。

 

しかしながらそんなに虫垂と潰瘍性大腸炎の

関係を述べた情報は多くありません。

 

その中で見つけたのが逆に虫垂を切除の

既往歴がある人は潰瘍性大腸炎になるリスクが

低かったという海外の調査結果でした。

 

私が思っていた虫垂切除が原因での

潰瘍性大腸炎発症とは逆の情報。

 

虫垂炎は珍しい病気ではないので

特に昔は虫垂切除した人も多いはず。

 

その人達の多くが潰瘍性大腸炎になっている

のかというとそうではありません。

 

私は虫垂炎診断時、既に潰瘍性大腸炎に

なっていてその炎症が虫垂部に出た可能性も

有るのではと考え始めました。

 

がんになり大腸全摘することに

 

そうこう思い悩むうちに、大腸内視鏡検査で

『がん』が見つかり、大腸全摘手術を

受けざるを得なくなりました。

 

『私は何でこんな事になってしまったのか?』

『本当に大腸を全摘する必要が有るのか?』

 

直前まで思い悩みながら大腸全摘手術を

受けました。

 

そしてもう大腸も無いのに手術後もしばしば

虫垂と潰瘍性大腸炎の関連について調べて

いました。

 

すると2014〜2015年辺りで虫垂の機能に

関する考え方の潮目が変わっているのです。

 

無用の長物から重要な器官に

 

それまでは無用の長物と思われていた虫垂が

腸内細菌バランス維持に重要な役割を

果たしていると。

 

昔は腹部手術の際、問題ない虫垂を予防的に

切除していたなんて話も有るのに一転、

重要な器官となったのです。

 

私は結果論だと分かっていてもこの情報を

見ると後悔の念を強く抱きます。

 

私が虫垂手術を受けたのが2013年夏、

ちょうど虫垂に対する見方の潮目が

変わる頃です。

 

虫垂を切ってなかったら潰瘍性大腸炎にも

盲腸がんにもなっておらず、全くの健常者で

いられたのではないか?

 

実際人間の身体で起こっていることは誰にも分からない

 

これは結果論で真実は分かりません。

 

虫垂炎の時に既に潰瘍性大腸炎になっていて

がんも出来始めていたのかも知れません。

 

そう考えると逆にがんを早期発見出来たとも

解釈できます。

 

今は病気の要因を考える事もほぼ無いですが

この “たられば” で長いこと悩んで来ました。

 

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