CIA(公認内部監査人)試験に合格し、現在はCPE(継続教育制度)単位の取得に取り組んでいます。CIAは「合格して終わり」ではなく、資格を維持するために継続的な学習と年次報告が必要です。
本記事では、CPEの基本と、私が実際におすすめする“無理のない取り方”をまとめます。
CPE(継続教育制度)とは?
CIAの試験に合格しても、『やったー、CIAだぁ ! 遊ぶぞー !』とはなりません。(そんなたいそうな負荷ではありませんが笑)
資格を維持するために勉強を継続し、能力を維持・向上させる必要があります。
そして、その学んだことを『CPE単位』として毎年 IIA(内部監査人協会)に報告しなければなりません。
これはCIA認定を受けた年の翌年から始まり、毎年報告して行く必要があります。
資格取得までの体験談は、下記リンクの記事にまとめています。これからCIA資格取得を目指す方や、現在学習中の方の参考になれば幸いです。
CIA 公認内部監査人 資格合格体験記(難易度・勉強方法・予備校・費用)
CPE単位とは?必要単位と換算
CPE単位とは学習内容により色々定めは有るものの、基本的には『学習時間』です。
『1CPE = 50分』で換算されます。
そして1年間で必要なCPE単位は下記になります。
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内部監査業務をしている人 →40単位(時間換算で約34時間)
内部監査業務をしていない人→20単位(時間換算で約17時間)
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34時間だと一ヶ月で3時間くらいの勉強時間なので、そんなたいそうな負荷ではないですね。
何を勉強するの?
結構これが惑わせるのですが、ガチガチに『これをやれ!』というものが無いんです。
内部監査に関わることであれば何でもといった感じで、内部監査に関する研修、他資格の取得、公表文献の執筆・寄稿等でCPE単位が認められます。
内容の詳細は下記リンクをご確認ください(最新の情報ではない可能性がありますのでご注意ください)。
継続教育制度方針(2023)
https://www.iiajapan.com/leg/pdf/certifications/form/CPE-Policy_2023.pdf iiajapan.com
継続的教育制度方針:よくある質問(2025年9月版)
https://www.iiajapan.com/leg/pdf/certifications/form/cpefaq202509.pdf iiajapan.com
認定資格年次更新ポリシー(2023)
https://www.iiajapan.com/leg/pdf/certifications/form/AnnualCertificationRenewalPolicy_2023.pdf
ただ倫理は毎年必須で、“2時間以上(2.4CPE以上)”必要になります。
日本内部監査協会では、この倫理要件に該当する会員向け研修を毎年9月下旬〜12月にかけて提供しています。
基本的にこれをやる!
まぁ色々あるのですが40単位取得するには基本的に下記をやれば良いと思います。
1, 『月間監査研究』を読んで、『学習プログラム』をやる
この後の「会員向け研修」にも関連しますが、前提として、日本内部監査協会の会員でないとCPE報告が難しい状況です。CIA資格の試験代も、個人会員でない場合はかなり高額になるため、受験時に会員になる方がほとんどだと思いますが、資格を維持する予定であれば、会費はかかるものの、会員のままでいる方が得策でしょう。
また、個人会員になると、毎月『月刊監査研究』という機関誌が送付されます。入会時に『月刊監査研究』の配送か、『Internal Auditor』のオンライン閲覧を選択できますが、CPE単位の取得を考えると『月刊監査研究』を受け取る方が良いでしょう。
さらに、この機関誌の内容を問う「学習プログラム」が毎月第3週頃に日本内部監査協会のサイトに公開されます。(最近は少し早く、第2週頃に公開されることが多いです)。このプログラムに回答すると、1回につき2単位が取得可能です。問題は4問あり、全て4択ですが、合格ラインは設定されていないため、回答すれば単位が得られます。
なお『月刊監査研究』学習プログラムによるCPE取得は、毎年上限20CPEの範囲で利用可能です(上限に達したら、残りは研修等で積み上げる運用になります)。
『月間監査研究』冊子
2, 日本内部監査協会会員用の研修を受ける
協会会員向けに研修が行われています。
日本内部監査協会の会員サイトに入り、『会員研修会』のところに開催されている研修が掲載されています。研修の大半はzoom(講義の録画)で行われ、2時間前後のものが多いでしょうか。
この研修会1回で大体2.5単位くらい取得できます。
そして必修の倫理研修もここで受けることができます。
3, まとめると
まとめると下記になります。
『倫理研修』(必修)→2単位
『学習プログラム』→20単位
『倫理以外の会員向け研修』→18単位
上記で合計40単位となります。
有料の研修会
今まで書いてきたものはIIAの会員であれば無料で受けられるものですが、有料の研修も有ります。
内部監査協会やアビタス等の資格学校でCPE単位を取得出来る講座を開催しています。
全てに目を通した訳ではありませんが、系統立った内容で監査能力向上を目指すものも有り、私も受けてみたいなぁと思う講座が多いです。
また受講時間が長いものも多いので、まとまったCPE単位を得られます。
業務に活かせる魅力的なテーマのものや、年後半に追い込みでCPE単位を取得しなければならない人は有料の講座を検討しても良いかも知れません。![]()
証跡管理は必須(CPE Auditに備える)
CPEは続けていると、必ず「今、何単位だっけ?」となります。
そのため、Excel等での管理は必須です。
また、更新時点で証跡提出が不要でも、CPE Audit(CPE監査)の対象に選ばれた場合、証跡提出を求められるます。証跡は最低3年間は保管しておく必要があります。
管理用Excelの項目例(これだけで回ります)
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実施日
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学習内容(研修名/学習プログラム名/読書等)
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主催(協会、会社、外部機関など)
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CPE換算(CPE)
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証跡(修了証、受講メール、スクショ、PDFなどの保存先リンク)
管理用Excelの項目例(これだけで回ります)
毎年12月の所定期限までに、資格更新手続きを行います。一般的な流れは以下です。
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年次更新手数料を支払う(IIA個人会員¥4,500、非会員¥18,000 *2025年の場合)
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CIA受験時に使ったシステム(CCMS)上でCPEを報告する
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管理表・証跡を整理し、保管しておく
※手数料や期限は年度で変わるため、必ず最新の案内をご確認ください。
資格更新手続(ざっくり流れ)
CIAに合格しても、それだけで実務が急に強くなるわけではありません。
重要なのは、CPE取得を「面倒な義務」で終わらせず、日々の監査業務に結びつく学習に変えていくことです。
少しずつでも継続的に学び、知識をアップデートし続けることが、内部監査人としての成長に直結します。
本記事が、CPEの取り方に迷う方の参考になれば幸いです。
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潰瘍性大腸炎(UC)を発症し、約1年でがん化が見つかり大腸全摘を経験しました。手術当日まで迷い、術後も長いこと葛藤しましたが、気づけば大腸全摘から10年。今は「ないならないで生きていく」生活が完全に定着しています。
このブログでは、潰瘍性大腸炎・大腸全摘の体験談、術後の生活(便回数・便漏れ・食事・睡眠・水分など)、10年経って見えてきたことを、できるだけリアルに書いています。同じ状況の方の不安が少しでも軽くなり、病気にとらわれすぎず前を向くきっかけになれば嬉しいです。