まず健康な人は病気を知らない
人って自分や家族が経験した病気のこと以外、
大抵知りません。
その病気が『どの程度重いのか?』
『生活に何の影響が有るのか?』
調べなければ分からないし、実感も伴わない
ので非常に浅い知識となります。
『潰瘍性大腸炎』とか言っても大体の人が
知らないんですよね。
私も会社の人に言った時、知っていたのは
20人くらいの内、1人だけでした。
しかも名前程度。。
人間としての価値
なんか恋愛や結婚って『健康』であることが
前提の様な感じがするし、病気持ちの自分
では誰も相手にしてくれないような思いに
陥ります。
でもどうなんでしょう?
本当に病気の自分は相手に価値を感じて
貰えない人間なのでしょうか?
その人の価値というのは実に多様なもの
だと思います。
そして恋愛や結婚相手がその人の『どの面に
惹かれるのか?』これも様々だと思います。
『顔やスタイル等の外見』『お金や資産』
『頭がいい、優しい、面白い等の内面』
いくらでも挙げられます。
そして病気であることがその人の魅力的な
部分と何か関係あるかと言われれば、
『無い』とは言いませんが当人が思うほど
には関係無いと思います。
どう生活に影響が出ているのか?
私も結婚を考えていた彼女に病気のことを
話したことが有ります。
リトル田中 :オレ実はさ、大腸無いんだよ
一通り経緯を話す
彼女:えっそうなの、それで何が不都合なの?
リトル田中 :まぁ便が近いことくらいかなぁ
彼女:ふーん
しゅうりょうー 笑
『たまに漏らす』は言わなかったと
思いますが当時の彼女だったら特に
問題無かったと思います😅
基本人って自分のことしか考えてないので
自分に危害が及ばないことはあまり気にして
ないのかなぁと思います。
だから基本、『相手に迷惑を掛けない』
ということであれば、まず気後れする必要は
ないと思います。
そして更に言うなら多少迷惑掛けても
いいんじゃないかなと思います。
(病気をうつしてしまうとかは別ですが)
結婚は助け合い
結婚ともなれば『半分は相手の為に生きる』
というのが本当だと思うんですよ。
『こんな自分が受け入れられるか?』
を考えるのではなく、
『相手に何をしてあげられるか?』
ですよね本来?
『自分が自分が』では結婚生活なんて
成り立たないと思います。
卑屈になると人は遠ざかる
『こんな病気の私なんて誰も相手に
してくれないっ!』って態度で卑屈になって
いると上手く行くものも行かないと思います。
昨年東京で開催されたパラリンピックを
観戦していましたが、皆さん障害でかなりの
苦労をされて来たはず。
そして、これからもするはず。
でも皆さん表面上は非常に明るく、競技に
打ち込んでいる様に見えました。
我々病気で調子が悪く些事がままならない
ことも確かに有る。
その中でも治療を続け、病気に極力
とらわれず、人生の意義を見出そうと
している人はそれだけで素敵だと思います。
そしてその点を魅力に感じる人が
沢山いるのだと思います。
潰瘍性大腸炎発症から1年程でがん化し、大腸全摘せざるを得なくなった40代商社マン。大腸全摘後も世界を飛び回っています(今はコロナで自粛中)。
潰瘍性大腸炎・大腸全摘手術をした経験やその後の生活を書き綴っています。
(時々熱い想いも書きます笑)