こんばんは!
私は潰瘍性大腸炎や大腸全摘の外来や入院を
通じて、多くの医師に接して来ましたが
その中で思う事は
『医者も普通の人間だ』
ということです。
これ当たり前の事なんですが医師の言う事、
やる事に盲目になってしまう人が居る様な気が
して書いています。
( 従うなという意味ではありません。
自分自身でその意味を理解する事が重要だと
いうことです。)
医者になる人は基本的にペーパー試験で
点数を出せる人です。
具体的に言えば先天的に記憶力が良いとか
暗記した事や解法を要領良く出せる人、
あとは自制心が強く物事を継続して出来る、
こういった能力を持った人だと思います。
そして後の医学の勉強、臨床や研究でその知見
や手技を持たれる事になるのですが、それ以上
でもそれ以下でも無いと言う事です。
当然その中には優しくない人も居るかも
知れない、誠意無く利己的な人が居るかも
知れない、手先が不器用な人が居るかも
知れない。
要は医者も自身の専門分野では秀でた知識や
技能を持つものの、その人格やその他の事に
関してはまた別の話で、決して万能ではない
ということです。
だから我々は良くも悪くも過剰な期待は
出来ないのです。
医者も食事もしなければならないし、
休まなければ病気になる。
恋愛、家庭の事や仕事の人間関係
で悩む事も有る。
そして医者自身も病気になる。
医者も医療は仕事で有って全てではないのです。
自分の身体、人生に責任を持てるのは
自分しかいない。
そして医者はあくまでその手助けする
存在であって、患者の人生の
責任が取れる訳ではない。
このことを大病を通じて認識しました。
潰瘍性大腸炎発症から1年程でがん化し、大腸全摘せざるを得なくなった40代商社マン。大腸全摘後も世界を飛び回っています(今はコロナで自粛中)。
潰瘍性大腸炎・大腸全摘手術をした経験やその後の生活を書き綴っています。
(時々熱い想いも書きます笑)