肛門に入るドレーン
色々辛かったこと有るのですが中でも
1期手術後、肛門縫合部の安定の為に
入れているドレーンがまぁ辛かったですね。
このドレーン 直径5mmくらいあったと思うんですが
術後から約2週間程、肛門に入れっぱなしになりました。
(これ同じ手術受けた他の方より長いように思います笑)
これが元気になるにつれ、活動量も増えて
くるのでどんどん痛くなってくるんです。
もう普通に座ってもいられないほど笑。
『これ、いつ抜けますかねぇ?』
と回診の度にしつこく医師に聞いていましたが
『もう少しですかねぇ』と、そっけない対応笑。
自分は入れられたことないから
この痛みが分からないのでしょう笑。
でも結局、抜く予定の日以前に病室で
なんかしていたら『スポッ』と
勝手に抜けてしまいました笑。
その時の快適さと言ったらもう天国でした。
(実際居るのは病院ですが笑)
ただイレギュラーな抜け方だったので
一応看護師さんを呼びました。
『入れ直す必要有るか先生に確認しますねー』
オイオイ、確認しなくいいから!笑
結局入れ直すことはなかったです。
(ふーっ助かった、深い安堵 笑)
その数日後、肛門縫合部のレントゲン検査をしましたが
特に問題無く着いていたので良かったです。
一時的ストーマ
お尻のドレーンに続いて辛かったのがストーマです。
2期に分けての手術だったので1期後、2期手術までの間
約3ヶ月間ストーマでした。
手術直後は食事も無いですし、始まっても
便を溜めるパウチ(袋)の先にドレーンを繋げ、
その先の大きな袋が点滴棒にぶら下がっているので
パウチ交換も必要ないのですが、そのうち
その大きな袋も取れ、自分でパウチに溜まった
便をトイレに捨てに行くことになります。
そしてこのパウチの選定、交換も自分で
出来る様にならないと退院出来ません。
このパウチ交換、自分のストーマの大きさに
合わせハサミで接着面に穴を開け、それを
ペタッとお腹に貼るのですが
慣れないと非常に難儀です。
その要因は自分のストーマから出る便を
自分の意志で出し止め出来ないからです。
だからこのパウチ交換、食後を避ける等
タイミングを見計らうのですがそれでも
多少なりとも出てくるので手際の良さを
求められます。
またこのパウチ、体に合わないと接着面がすぐ
剥がれ、そこから便が漏れてしまいます。
寝ている夜中に盛大に漏らし、ベッドをダメに
したこともありました泣。
中々大変なストーマですが体内に便を
溜めないので便意を感じないんですよね。
潰瘍性大腸炎で切迫した便意を感じ、
外出もままならないことが有った時を
考えるとこれは良い面だと思います。
イレウス気味になる
さて3番目ですが1期目手術後にイレウス気味に
なったことです。
食事が5分粥に上がった時から小腸の水分吸収
を上げる為にフェロベリンを飲むのですが
これがあまり良くなったのか便が出ず、
お腹がパンパンになってしまいました。
そのうちに吐き気が出てきて、当然食欲は無く
すっかり寝込んでしまいました。
ある夜、かなり気持ち悪くなり吐きそうだったので
処置部屋に連れていって貰い、休んでいると
もう我慢出来ずに吐いてしまいました。
当時点滴は外れていたのですが脱水の為
再度点滴を入れることになり、もう放心状態で
処置室で横になっていました。
数日この状態が続きましたが一生懸命
病棟を歩く様にしていると段々と便が出始め、
お腹も凹んで来ました。
消化器系の手術をするとイレウス状態になるのは
”あるある”だと思いますがあれは今思い出しても
本当にしんどかったです。
潰瘍性大腸炎発症から1年程でがん化し、大腸全摘せざるを得なくなった40代商社マン。大腸全摘後も世界を飛び回っています(今はコロナで自粛中)。
潰瘍性大腸炎・大腸全摘手術をした経験やその後の生活を書き綴っています。
(時々熱い想いも書きます笑)